ブログもFacebookもシュトーレンネタばかりですみません。この季節限定ということもあり、気合満々なのでおゆるし下さい。せっかくなので、PINOのシュトーレンをどうやって作っているか紹介したいと思います。けっこう大変なんですよ!
少し長めの記事になりますが、最後まで見て下さいね!
1.中種をつくります。
・ピノのシュトーレンは中種法にて作ります。シュトーレンはドライフルーツやバターがたっぷり入るので、発酵が遅くなります。そのため、中種を作り先に発酵・熟成させることにより、発行力をアップさせふっくらとした生地を作ることができます。
材料です。小麦粉(もちろん北海道産です。)、牛乳、生イースト。これをミキシングします。
ミキサーで混ぜます。材料が合わさればよいので、軽くです。
出来上がった中種です。こちらをホイロ(高温多湿の発酵をとる部屋です。)で発酵させます。
発酵後の中種です。膨らんでいるのが分かりますでしょうか?中種の完成です。こちらを使って本捏ねを行います。
2.本捏ね
先ほどの中種を使って、シュトーレンの生地を作ります。
本捏ねの材料です。
・小麦粉、三温糖、塩
・バター(賽の目にして、よく冷やしておきます。本物のバターです。代替バターは使っていません。)
・自家製ミックスフルーツ(レーズン,オレンジピール,クランベリーをブランデーとラム酒で約1か月漬け込んであります。)
・アーモンド(ローストしたアーモンドを軽く砕いてあります。)
・シュトーレンスパイス(PINOではバニラシュガー(粉糖・グラニュー糖を併せ、バニラの鞘を入れ香りを付けたもの),カルダモン,ナツメグ,胡椒を併せてます。お店によって使うスパイスや分量が違うので、特徴がでます。)
・牛乳(写真に入れ忘れました)
・中種
・小麦粉,三温糖,塩,シュトーレンスパイス,牛乳,中種,バター1/3を投入し、ミキシングします。
バターが混ざったら、アーモンドとフルーツミックスを入れて混ぜます。
シュトーレンの生地が出来上がりました。
ホイロにてフロアータイムをとります。
3.分割,成型
出来上がった生地を分割します。
PINOのシュトーレンは1個180gに分割します。ちなみに写真の生地は40個分です。
分割をしたら丸めてベンチタイムをとり、すこし生地を休めます。いよいよ成型です。
PINOでは1つ1つ丁寧に愛情をこめて、手で成型しています。丸めて型に入れて作る方法もあるのですが、型で作った商品は整いすぎて(型なので当たり前ですが・・・)工場で作った大量生産品の様に見えて店主はあまり好きではありません。1つ1つ手で整えるので形のばらつきはありますが、手作り感と気持ちがこもったシュトーレンが出来上がります。(そう信じてます。)
天板の5個ずつならべて、ホイロにて発酵させます。
発酵後です。少し膨らんでいるのが分かりますでしょうか?パンのようには膨らみませんね。
4.焼成&バター塗り
発酵させた生地をオーブンで焼き上げます。
PINOのオーブンは小型なので、1回に2天板(10個)しか焼けません。なので何回も何回も焼きます!
焼き上がりです。焼き上がりの熱々にバターをたっぷりとしみこませます。
たっぷりの溶かしバターです。このバターのお風呂に浸けるお店もありますが、PINOでは刷毛で塗り込みます。
塗り込みました。表面がバターが染み込んだ色になってます。冷まして、グラニュー糖(普通のグラニュー糖より目の細かいグラニュー糖を使います。)を表面にまぶします。翌日以降、仕上げ(厚化粧をします。)を行います。
5.仕上げ
いよいよ最後の仕上げです。粉糖をたっぷりとかけて、厚化粧させましょう!
リボンをかけて完成です!
いかがでしょうか!このようにして1つ1つ丁寧に作っていますよ。
作ってから2週間後ぐらいが食べごろとなります。大量に作れないので、その日並んでるものにより食べごろが違うかもしれませんので店員まで聞いてください。店主は待ちきれなく食べてしまいます。(待ったほうが美味しくなるのですが・・・)
愛情たっぷりのシュトーレンをぜひお試しください。ギフトボックス(+100円)やクリスマス柄の袋もご用意してあります。プレゼントにも最適です!
クリスマスシーズン限定です!