ポストハーベスト農薬とは
・ポストハーベスト農薬をご存じでしょうか?ポスト(後),ハーベスト(収穫)という意味の通り、収穫後に散布される農薬のことです。なぜ収穫後に農薬を使うのでしょうか?それは遠い外国等に時間をかけて輸出する際に、運搬中に害虫やカビが発生しないようにするために使われるのです。もし害虫やカビが発生したら、商品にはなりません。そんな商品価値が下がるのを防ぐために使われる農薬です。小麦はもちろん大豆やレモン,オレンジ等、輸入されている食物に使われてます。使われているのは輸入品だけです。なぜなら国内では使用が禁止されているからです。国産の小麦はこのポストハーベストの残留農薬の心配が無いのです。そんな「安心で安全」な国産の小麦を使ったパンを作っています。
国産小麦へのこだわり
・お米の自給率がほぼ100%に対し、小麦の自給率は約14%です。そのほとんどがうどん等の日本麺に使われ、パンに使われている小麦は1%ほどだと言われています。国産の小麦粉はほとんどが中力粉で、製パン向けの強力粉の生産には向いていないと言われているからです。値段も外国産の小麦に比べると1.5倍ぐらいします。さらにパンを作るには外国産小麦のほうが膨らみも良く、向いているのかもしれません。ですが、国産小麦には繊細な味わいと豊かな風味があります。また近年品種改良が進み、製パンに適した小麦も生産されてます。ここ数年の進歩には目覚ましいものがあると思います。平成27年に農林水産省が発表した、「食料・農業・農林白書」によると、平成26年のパン用小麦の流通量は6.7%まで増えているそうです。まさに小麦農家さんの努力の賜物ですね。そんな小麦農家さんと消費者の皆様を繋ぐ役割になり、少しでも日本の食糧自給率を高めることが出来ればと思います。PINOのパンで国産小麦の「繊細な味わい」と「豊かな風味」をぜひお試し下さい!噛みしめるとほんのりと甘い小麦の味がしますよ!